名古屋市 | 蔵書のある部屋でエアコンのカビ臭|シャープAY-G56X2-Wの完全分解洗浄事例
| 施工日 | (最終更新:) |
|---|---|
| メーカー | シャープ(SHARP) |
| 型番 | AY-G56X2-W |
| タイプ | お掃除機能付きエアコン |
| 症状 | カビ・臭い |
| お悩み |
エアタクミの完全分解洗浄ビフォーアフター
クリーニング前:カビとホコリが蓄積した状態
クリーニング後:完全分解して高圧洗浄で徹底除去
ご依頼の背景
1000冊の蔵書がある部屋でカビ臭が出た — 名古屋市、シャープ AY-G56X2-W
名古屋市のお宅にあるシャープ AY-G56X2-W を1台、完全分解洗浄しました。2019年製のお掃除機能付きで、G-Xという上位のシリーズにあたる機種です。
30代の女性のお客様で、お部屋には1000冊を超える蔵書がありました。毎晩の読書の時間を欠かさず、貴重な初版本も手元に置かれています。紙は湿気を吸うと反りますしカビも出ますから、室内の温度と湿度には普段から気を配っておられました。
ご相談は、エアコンをつけるとカビのような臭いがする、というものでした。年に一度の完全分解洗浄は蔵書を守るために欠かせない、と考えておられます。
担当 長畑
症状と原因
2019年製のお掃除機能付きエアコンからカビ臭がするのはなぜか
お掃除機能が受け持つのは、フィルターに引っかかったホコリだけです。網を抜けた細かいものは、その先へ入っていきます。
空気は網を通ったあと、熱交換器のアルミフィンの間を抜けて、送風ファンの羽根に当たってから部屋へ戻ります。運転を止めた直後の内部はまだ濡れていますから、そこに貼り付いた細かいホコリは乾かないまま残ります。カビが根を張るのに要るのは、この水気と、餌になるホコリの2つです。新しい機種でも、上位のシリーズでも、そこは同じです。
AY-G56X2-W を開けて分かった、黒カビが出ていた場所
壁に付けたまま下から風路を覗くと白い面に黒いカビが広がっていて、取り外したドレンパンには排水の溝に沿って黒い点が並び、ファンは羽根の間が埃で埋まって隙間がほとんど見えない状態でした。フィルターにもホコリが付いています。
年に一度洗っておられる台で、この状態です。前面パネルの裏側まで含めて、外せるものは全部外す前提で進めました。
完全分解クリーニングの実施
シャープ AY-G56X2-W を完全分解して洗浄した箇所
- 送風ファン — 本体から抜き取り、羽根の間に詰まっていた埃を落としました
- 熱交換器(アルミフィン) — フィンの間に入り込んだホコリを、専用の洗剤で流しました
- ドレンパン — 取り外して、排水の溝の底まで洗いました
- ケーシング(風路の内壁) — 黒く広がっていたカビを落としました
- 前面パネル・フィルター — 外して1枚ずつ洗いました
- フィルターを自動で掃除するユニット — 分解して、内側に残っていた埃を取りました
洗ったあとは乾かしてから組み直しています。
特に注意した点 — 自動でフィルターを掃除するユニットを外す
お掃除機能が付いた機種は、フィルターを動かすレールとブラシ、集めた埃を溜める箱が前面に組み込まれています。ここを付けたまま洗うと、その裏側が手つかずで残ります。今回はユニットごと取り外して、内側に溜まっていた埃を落としました。
モーターと配線が載っている部分ですから、水の掛かる向きと戻す順番には気を配りました。
白い面に黒く広がっていた風路と、埃で隙間の見えなかったファン。洗う前と洗ったあとの写真は、この記事の上に並べてあります。言葉で書くより、そちらを見ていただくのが早いと思います。
お客様の声
部屋に1000冊を超える蔵書があり、貴重な初版本も手元に置いています。紙は湿気を吸うと反りますしカビも出ますので、温度と湿度には普段から気を配ってきました。年に一度の完全分解洗浄は蔵書を守るために欠かせないと考えています。外した部品は棚から離れたところまで運んでから洗うと決めてくださって、運ぶ道も棚を避ける側に取っていただきました。2019年製でまだ新しく、掃除の機構まで載っている台でも、風路の内壁には黒い広がりがありました。
メンテナンスアドバイス
本のある部屋でエアコンのフィルターをどう手入れするか
- エアコンを使っている時期は、月に一度を目安にフィルターの埃を落としてください
- 冷房を止めたあとに送風運転を回すと、濡れたままの内部が乾きます
- 本棚のある部屋は締め切りがちになります。短い時間でも窓を開けて空気を入れ替えてください
エアコンクリーニングは何年に一回必要か
部品を外して奥まで洗う作業は、1〜2年の間隔で十分です。自動でフィルターを掃除する機種でも、そこは同じです。羽根と受け皿は自動掃除の受け持ちの外ですので、使った年数のぶんだけ汚れが残ります。
このお宅のように年に一度と決めておられるなら、蔵書のある部屋としては十分な間隔だと思います。
まとめ
1000冊の蔵書がある部屋のエアコンから、カビのような臭いが出ていたご依頼でした。開けてみると風路の内壁に黒い広がりがあり、ドレンパンの溝には点が並んで、ファンの羽根は埃で埋まっていました。フィルターの埃も含めて、外せる部品はすべて外して洗っています。
担当 長畑
川に囲まれた名古屋市で、湿度を測っている本の部屋にもカビが出る理由
名古屋市は濃尾平野のまんなかにあって、庄内川や天白川に囲まれているので、市内のどこでも空気が湿っています。熱帯夜が続くと冷房を切っている時間も短くなり、中が濡れたまま次の運転が始まります。1000冊の蔵書のために室温と湿度に気を配っていても、本体の奥がこうして濡れていることまでは、部屋の側からは分かりません。
名古屋市のエアコンクリーニング事情と施工実績は、下のページにまとめてあります。
【ご注意】
- 本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。クリーニングによる改善効果には個人差があります。
- エアコン自体に問題がない場合でも、使用環境(湿度、換気状況など)やお手入れ状況、個人の体質などにより、症状が発生することがあります。風邪、インフルエンザ、ハウスダスト、ペットアレルギーなど他の原因の可能性もあります。
- アレルギー体質の方や呼吸器系に疾患をお持ちの方は、特にご注意ください。症状が続く場合は、医療機関へご相談されることをお勧めします。
- 当社は、クリーニング後の症状について医学的な診断や治療を行うものではありません。専門的な判断には医師やアレルギー専門医などの専門家にご相談ください。
