横浜市 | 10年分のカビ！風量低下のエアコンを完全分解クリーニング事例

2023年7月26日
日立（HITACHI）
RAS-LJ28X
(通常エアコン)

エアコンの効きが悪いエアコン内部のカビカビ臭

本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。エアコン自体には問題がない場合でも、使用環境やお手入れ状況により、症状が発生することがあります。クリーニングによる改善効果には個人差があります。

ご依頼の背景

横浜市にお住まいのご家族から、日立製エアコン（RAS-LJ28X）のクリーニングをご依頼いただきました。このエアコンは、戸建ての洋室に設置されており、主にお祖母様が使用されているとのこと。ご家族がお祖母様の健康を心配されたのが、今回のご依頼のきっかけでした。「最近、エアコンの風が当たると咳き込むことが多くなった」とお祖母様がおっしゃり、ご家族も気になっていたそうです。

症状と原因

詳細な状況

詳しくお話を伺うと、このエアコンは2008年製で、購入以来10年以上、本格的なクリーニングを一度も行っていなかったそうです。ご家族でフィルターの掃除は定期的に行っていたものの、内部の状態までは確認していなかったとのこと。フィルターを確認したところ、表面にはカビのような黒いシミが付着しており、長年の使用による汚れの蓄積が懸念されました。また、エアコンをつけると、かすかにカビ臭いようなにおいも感じられる状態でした。和室ではない環境ですが、床の素材が特殊で湿気がこもりやすく、カビの繁殖を助長した可能性があります。

エアコン内部の状態

エアコンは2008年製の古い型でした。点検の結果、内部は長年の汚れが蓄積している状態でした。特に、作業前の写真の4枚目を見ていただくと、埃と黒カビがぎっしり詰まっている様子をご覧いただけます。熱交換器のフィンには埃とカビが大量に詰まり、ファンの羽根にもカビが繁殖していました。これが原因で、風量が極端に弱くなり、風がほとんど出ていない状態でした。

完全分解クリーニングの実施

クリーニングの手順

エアコンを丁寧に分解し、各パーツを取り外しました。
熱交換器は丁寧に洗浄し、カビを徹底的に除去しました。
送風ファンは細部までブラシで洗浄し、ホコリを取り除きました。
ドレンパンは汚れを落とし、排水口の詰まりを解消しました。
洗浄後は十分にすすぎを行い、洗剤残りが無いように丁寧に仕上げました。

特に注意した点

高齢者の方がいらっしゃるため、室温管理に配慮しました。作業音や振動にも配慮し、安全な動線を確保しました。

改善効果

具体的な改善点

完全分解クリーニングにより、風量が大幅に回復しました。カビやホコリも除去され、清潔な風が出るようになりました。お祖母様の咳の症状も改善され、快適にお過ごしいただけるようになりました。

お客様の声

「エアコンの風が弱く、祖母も咳も出て困っていました。クリーニング後は、風がしっかり出るようになり、咳も止まりました。もっと早くお願いすればよかったです」

と、大変喜んでいただけました。

メンテナンスアドバイス

日常的なケア

エアコン稼働期間中は、月に一度を目安にフィルターを清掃してください。
月に一度、内部乾燥運転を行ってください。
定期的に換気を行ってください。

定期的な点検のすすめ

エアコンの性能を維持し、長く快適にお使いいただくためには、定期的な点検とクリーニングが重要です。特に、高齢者の方がいらっしゃるご家庭では、空気の質が健康に大きく影響します。1〜2年に一度は、専門業者による完全分解クリーニングをおすすめします。

まとめ

今回の施工では、長年の汚れによる風量低下と、それに伴う健康への影響が、完全分解クリーニングによって改善されました。

特に、風量が回復したこと、咳が改善されたことについて、お客様に大変喜んでいただけました。今後は、定期的なフィルター清掃と内部乾燥運転、そして換気を心がけてください。気になる症状が出た場合は、早めの点検・クリーニングをご検討ください。

【ご注意】

本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。クリーニングによる改善効果には個人差があります。
エアコン自体に問題がない場合でも、使用環境（湿度、換気状況など）やお手入れ状況、個人の体質などにより、症状が発生することがあります。風邪、インフルエンザ、ハウスダスト、ペットアレルギーなど他の原因の可能性もあります。
アレルギー体質の方や呼吸器系に疾患をお持ちの方は、特にご注意ください。症状が続く場合は、医療機関へご相談されることをお勧めします。
当社は、クリーニング後の症状について医学的な診断や治療を行うものではありません。専門的な判断には医師やアレルギー専門医などの専門家にご相談ください。