横浜市 | 賃貸退去でエアコンから風が出ない！完全分解クリーニング事例

2023年8月6日
ダイキン（DAIKIN）
AN71VRP-W
(お掃除機能付きエアコン)

エアコンの効きが悪いカビ臭

本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。エアコン自体には問題がない場合でも、使用環境やお手入れ状況により、症状が発生することがあります。クリーニングによる改善効果には個人差があります。

ご依頼の背景

横浜市在住の方より、ダイキン製エアコンの完全分解クリーニングのご依頼がありました。賃貸マンションの退去を控えており、原状回復のためのクリーニングを希望されていました。入居してから5年間、一度もエアコンクリーニングをしたことがなく、ご自身での掃除もフィルター清掃のみだったそうです。最近、エアコンの効きが極端に悪くなり、風がほとんど出ていないことに気づき、退去前に専門業者によるクリーニングが必要だと判断されたとのことでした。

症状と原因

詳細な状況

エアコンの電源を入れても、風がほとんど出てこない状態でした。設定温度を最低にしても、室温が全く下がらず、冷房が効いていないことは明らかでした。吹き出し口を覗いてみると、内部にホコリや汚れが溜まっているのが確認できました。また、エアコンを使用すると、微かにカビのような臭いも感じられるとのことでした。

エアコン内部の状態

エアコン内部を詳しく確認したところ、熱交換器のアルミフィンには、5年分の埃がびっしりと詰まっていました。この埃の層が、空気の流れを完全に遮断している状態でした。さらに、送風ファンにもカビやホコリが厚く付着しており、これが風量低下の大きな原因となっていました。ドレンパンにも汚れが堆積し、排水口も詰まりかけている状態でした。

完全分解クリーニングの実施

クリーニングの手順

エアコンを丁寧に分解し、各パーツを取り外しました。
熱交換器は丁寧に清掃し、カビやホコリを除去しました。
送風ファンは細部までブラシで清掃し、ホコリを取り除きました。
ドレンパンは汚れを落とし、排水口の詰まりを解消しました。
洗浄後は丁寧に仕上げ、汚れが残らないようにしました。

特に注意した点

今回は賃貸物件の原状回復クリーニングでしたので、エアコン本体だけでなく、周辺の清掃にも特に注意を払いました。作業中に壁や床を汚さないよう、養生を徹底しました。また、取り外した部品を置く場所にも気を配り、お客様の生活空間を汚さないように最大限配慮しました。

改善効果

具体的な改善点

クリーニング後は、風量が劇的に回復し、新品同様の風が吹き出すようになりました。設定温度に素早く到達するようになり、冷房効率も大幅に改善しました。気になっていたカビのような臭いも完全に消え、快適な空気環境を取り戻すことができました。

お客様の声

「5年間も放置していたので、本当に風が出るようになるのか不安でしたが、クリーニング後は新品みたいに風が出てきて驚きました。これで安心して退去できます。ありがとうございました。」

と、大変喜んでいただけました。

メンテナンスアドバイス

日常的なケア

エアコン稼働期間中は、月に一度を目安にフィルターを清掃してください。
月に一度、内部乾燥運転を行ってください。
定期的に換気を行ってください。

定期的な点検のすすめ

1年から2年に一度は、専門業者による完全分解クリーニングを推奨します。内部の汚れは、性能低下や健康被害の原因になります。定期的な点検とクリーニングで、エアコンを長く快適に使用できます。

まとめ

今回の施工では、長期間クリーニングをしていなかったことによる、エアコン内部の深刻な汚れが原因で、風が出ないという症状が発生していました。完全分解クリーニングにより、風量、冷房効率、空気の質が大幅に改善し、快適な状態を取り戻すことができました。

お客様にも大変ご満足いただけました。今後は、日常的なフィルター清掃と内部乾燥運転に加え、1～2年ごとの専門業者による完全分解クリーニングをおすすめします。早期の点検と適切なメンテナンスが、エアコンの寿命を延ばし、快適な室内環境を維持する鍵となります。

【ご注意】

本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。クリーニングによる改善効果には個人差があります。
エアコン自体に問題がない場合でも、使用環境（湿度、換気状況など）やお手入れ状況、個人の体質などにより、症状が発生することがあります。風邪、インフルエンザ、ハウスダスト、ペットアレルギーなど他の原因の可能性もあります。
アレルギー体質の方や呼吸器系に疾患をお持ちの方は、特にご注意ください。症状が続く場合は、医療機関へご相談されることをお勧めします。
当社は、クリーニング後の症状について医学的な診断や治療を行うものではありません。専門的な判断には医師やアレルギー専門医などの専門家にご相談ください。