世田谷区 | 多摩川の土埃でエアコン室外機が目詰まり！完全分解クリーニング事例

世田谷区（多摩川付近）在住の方より、パナソニック製エアコン（CS-224CF）の冷房の効きが悪く、運転音も大きくなってきたというご相談をいただきました。近隣の河川工事に加え、多摩川からの土埃の影響も気になるとのことでした。

詳細な状況

お客様は、エアコンの冷房の効きが悪く、以前よりも涼しくなるまでに時間がかかることにお困りでした。また、運転音も大きくなり、静かな環境で過ごしたいのに、エアコンの音が気になってしまうとのことでした。近隣の河川工事に加え、多摩川からの土埃の影響も気になり、室外機やエアコン内部の汚れを心配されていました。

エアコン内部の状態

エアコンを詳細に点検した結果、室外機に土埃が大量に付着していることが確認できました。特に、室外機に備えられたフィン（熱交換を行うための金属製の薄い板）に土埃が堆積し、目詰まりを起こしていました。このフィンは、エアコンの熱交換効率を左右する重要な部分であり、土埃による目詰まりが放熱を妨げ、エアコンの性能低下を招いていると考えられます。エアコンは、室内機（お部屋の空気を吸い込み、冷風や温風を出す本体）と室外機（熱を放出する役割）で構成されています。
室内機は室内の空気を取り込みますが、フィルターを通過するため、内部に直接土埃が侵入することはありません。

しかし、長期間の使用やフィルターの清掃不足により、フィルターを通過して熱交換器（エアコン内部で冷房や暖房を行う部品）に微量の土埃が蓄積し、冷却効率を低下させている可能性がありました。また、運転音が大きくなっている原因の一つとして、室外機のフィンに付着した土埃がファンの回転を妨げていることも考えられました。特に、多摩川からの風に乗って運ばれてくる土埃が、エアコンの性能に悪影響を与えている可能性がありました。

クリーニングの手順

• エアコンを丁寧に分解し、各パーツを取り外しました。
• 熱交換器は丁寧に清掃し、蓄積した微量の土埃や汚れを除去しました。
• 送風ファンは細部までブラシで洗浄し、ホコリを取り除きました。
• ドレンパンは汚れを落とし、排水口の詰まりを解消しました。
• 室外機は高圧洗浄機で丁寧に洗浄し、土埃を洗い流しました。特に、フィンに詰まった土埃は、一枚一枚丁寧に洗浄しました。
• 洗浄後は十分にすすぎを行い、洗剤残りが無いように丁寧に仕上げました。

特に注意した点

今回の作業では、特に室外機の洗浄と、室内機内部の清掃に重点を置きました。室外機のフィンに付着した土埃を徹底的に除去することで、放熱効率を改善し、エアコンの性能を最大限に引き出すことを目指しました。また、室内機内部の清掃も丁寧に行い、運転音の低減を図りました。作業中には室内の換気を徹底し、お客様の健康に配慮しました。

具体的な改善点

完全分解クリーニング後、エアコンの冷房の効きが大幅に改善されました。以前よりも短い時間で部屋が涼しくなるようになり、設定温度に達するまでの時間も短縮されました。また、運転音も静かになり、快適な環境で過ごせるようになりました。