【写真あり】エアコンクリーニング失敗事例7選|5000台分解のプロが実態を解説

「失敗しない業者選び」の記事は数多くありますが、実際に失敗したエアコンの内部を見たことがある方はほとんどいないのではないでしょうか。
私はこれまでに5,000台以上のエアコンを分解洗浄してきました。その中には、他店の簡易洗浄で「失敗」したエアコンの救済依頼も少なくありません。現場で目にするのは、目をおおいたくなるような惨状です。
「エアコンクリーニング 失敗」で検索する人は年々増えています。どれだけ慎重に業者を選んでも、高額請求・エアコン故障・手抜き洗浄といったトラブルに遭う可能性はゼロではありません。
この記事では、プロの視点から写真付きでエアコンクリーニング業者が起こしがちなトラブル・失敗事例を重要度の高い順に7つ紹介。失敗が起きる原因と回避方法、万が一のときの返金請求・補償の手順まで詳しく解説します。
監修者
株式会社ウガホームサービス エタククミ代表
宇賀神智明 (うがじん ともあき)
エアコンクリーニング歴6年以上、延べ5,000台以上の完全分解クリーニング実績。エアコンから漂う嫌な匂い、内部に潜むカビ…。なぜ、掃除をしてもすぐに再発するのか?その根本原因は、フィルターのような「見える場所」ではなく、一般的な清掃では決して届かない「見えない場所」のカビやホコリにあります。この『分解なくして、清潔なし』という現場の常識をお伝えするため、プロとして本記事を執筆・監修しています。
エアコンクリーニング業者のよくある7つの失敗事例
エアコンクリーニング業者の失敗は、「料金」「技術」「接客」に関する7つの典型的なトラブルがあります。原因は業者の知識不足や不誠実な対応にあるため、事前にパターンを知っておくことが大切です。ここでは、私が現場で見てきた、お客様のリアルな事例をお話しします。
事例1:【料金トラブル】「汚れが酷い」と当日に追加料金を請求された
他店での失敗後に、当店へご相談いただいたお客様の声
ネットで見つけた格安業者に依頼。1万円という価格に惹かれましたが、作業終了後に「カビがひどかったので特殊洗剤を使いました」「ドレンホースも詰まっていたので追加作業しました」と言われ、結局2万3千円。事前に何も聞いてないと言っても「現場を見ないと分からない」の一点張り。泣く泣く払いましたが、二度と使いません。
「汚れがひどい」「特殊な機種」といった曖昧な理由で、当日に追加料金を請求されるのが最も典型的なトラブルです。
当初の見積もりは1万円だったのに、作業終了後に「カビが根深いので特別な洗浄剤を使いました」「ドレンホースが詰まっていたので追加作業です」などと理由をつけられ、倍近い金額を請求されるケースが後を絶ちません。特に、「抗菌コート」や「室外機洗浄」といったオプションサービスを、必要性を過剰に煽って契約させようとする手口には注意してください。
宇賀神智明残念ながら、これは非常によくある手口です。プロから言わせれば、家庭用エアコンの汚れに「別料金がかかる特殊な洗剤」など必要ありません。
契約前に、どこまでの作業が基本料金に含まれ、どのような場合に追加料金が発生するのかを書面やメールで明確にしない業者には、依頼しないのが賢明です。
事例2:【故障・破損】養生不足で基盤がショート!再起不能にさせられた
電装部品への不適切な養生や、高圧洗浄機の誤った使用が、エアコン故障の直接的な原因です。
近年のエアコン、特に2010年以降のフィルター自動掃除機能付き機種は、内部に複雑な電子基板やセンサーが密集しています。
他店での失敗後に、当店へご相談いただいたお客様の声
格安業者に依頼しました。作業直後は動いていたのに、1週間後に電源を入れたら全く冷気が出ません。業者に連絡すると「基板に水が入った可能性があるが、それは寿命です」と責任転嫁されました。結局修理に8万円かかり、高くつきました。

宇賀神智明これは典型的な「電装部の養生不足」による故障です。実は、作業直後は水に濡れていても動いてしまい、数日かけて基板が腐食しショートするケースが多いのです。「直後は動いたから俺のせいじゃない」という言い訳は通用しません。
知識の浅い作業員がこれらの電装部品を適切に保護(養生)せずに洗浄すると、水が侵入して基板がショート。最悪の場合、エアコンは二度と動きません。私自身も、駆け出しの頃に同じような失敗でお客様にご迷惑をおかけした苦い経験があります。だからこそ、この問題の根深さがよく分かるのです。
ルーバー(風向きを調整する羽)のモーター部分に高圧の水を当ててしまい、破損させてしまうケースもよくあります。
事例3:【洗浄不足】臭いが消えない!見えない「ドレンパン」はカビだらけ
見える範囲だけを洗浄し、カビの本当の温床である送風ファン(風を送り出す筒状の部品)の裏側やドレンパン(結露水を受ける皿)の奥が手付かずのケースが非常に多いです。
他店での失敗後に、当店へご相談いただいたお客様の声
洗浄直後からカビ臭さが消えず、おかしいと思ってライトで中を照らしてみたら、奥の方に黒いカビがびっしり残っていました。「プロに頼んだのになぜ?」とショックでした。


宇賀神智明残念ながら、通常のクリーニングではブラシが届かない「死角」が存在します。特に臭いの原因となるドレンパン(水受け皿)の裏側は、分解して取り外さない限り、絶対にキレイになりません。

洗浄後すぐにカビ臭さが再発するのは、根本的な汚れが取り除けていない証拠です。これは、エアコンの構造を深く理解せず、分解を最小限に留めて作業時間を短縮しようとする業者によく見られる手口です。
「洗浄後の写真です」と見せられても安心せず、もし可能なら、スマートフォンのライトなどで奥を照らして確認させてもらうくらいの慎重さが必要です。
事例4:【汚損事故】養生が甘く、真っ黒な汚水が壁やカーテンに…
経験の浅い作業員は、高圧洗浄で飛び散る汚水の範囲を予測できず、養生シートの設置が不十分になりがちです。エアコン内部に溜まったカビやホコリを含んだ真っ黒な汚水が、壁紙やカーテン、床のカーペットに飛び散り、シミになってしまう被害が後を絶ちません。
他店での失敗後に、当店へご相談いただいたお客様の声
作業中に黒い汚水が壁に飛び散ってシミになりました。さらに撤収時に工具を落とされて床に傷が…。マッチングサイト経由だったので「当人同士で解決して」と言われ、連絡もつかず泣き寝入りです。
宇賀神智明プロであれば、エアコン本体だけでなく、周囲の家具や床を汚さないための「養生(カバー)」も技術のうちです。特に移動できないベッドやソファがある場合、防水シートを二重にするなどの配慮が不可欠です。


事例5:【連絡不通】予約当日に業者が来ない(繁忙期の個人業者に多発)
【実録】マッチングサイトで実際に起きたトラブル
1ヶ月前に予約して楽しみにしていたのに、当日時間になっても業者が来ない。電話をかけても出ない。サイトを見たらその業者は消えていました。有給を取って待っていた時間を返してほしいです。
個人事業主や小規模な業者に依頼した場合、予約当日に作業員が現れず、電話にも出ないという信じられないようなトラブルも存在します。これは、需要が集中する夏の繁忙期(7月〜8月)に発生しやすいです。
原因の多くは、個人の適当なスケジュール管理や、より高額な案件を優先するための意図的なダブルブッキングです。やっと連絡がついたと思ったら、「担当者が事故に遭って…」などと曖昧な言い訳をされ、再予約もままならないケースもあります。
事例6:【手抜き作業】「なんちゃってクリーニング」の裏側
【実録】他店の作業後に「再洗浄」を依頼されたお客様の声
あまりに作業が早いので「もう終わりですか?」と聞いたら「はい!」と。でも中を見たら全然キレイになっていない。後で調べたら、まともな業者は2時間以上かけると知りました。
宇賀神智明断言しますが、分解洗浄をまともに行えば、どう急いでも2時間〜3時間はかかります。「30分で終わる」というのは技術力が高いのではなく、分解の手間を省き、表面だけを濡らして終わらせている証拠です。
多くの格安業者は、分解を最小限に留め、アルミフィン(熱交換器)の表面に洗剤を吹きかけるだけの「なんちゃってクリーニング」で作業を完了させます。
ドレンパン – ホコリと結露水が溜まる場所に通常クリーニングではアクセスできない




多くの格安業者が提供している通常クリーニングで洗える範囲は、写真で示す通り見える範囲のみです。つまり「カビの温床」となる箇所は、全く手付かずのまま残されています。
これは、お客様ご自身で市販の洗浄スプレーを使うのと大差ありません。
【注意】市販の洗浄スプレーは絶対に使用しないでください
市販のエアコン洗浄スプレーの使用は、火災(発火)リスクがあるため絶対に避けてください。 製品評価技術基盤機構(NITE)は、洗浄液がエアコン内部の電気部品に付着してショートし、発火に至る「トラッキング現象」の事故事例を多数報告しています。 洗浄液が内部に残ることでカビの栄養源になったり、故障の原因になったりするケースも少なくありません。
宇賀神智明エアコン内部の汚れは、歯に例えると分かりやすいです。
アルミフィン表面のホコリ: 歯の表面についた食べカス(歯磨きで取れる)
送風ファンやドレンパンのカビ: 歯周ポケットに固着した歯石(歯医者の専門器具でないと取れない)
格安業者の作業は、歯石を放置して歯の表面を磨くだけのようなものです。
これでは、アレルギーの原因となるカビの胞子を根本から除去することは到底不可能です。
事例7:【異音・異臭】組み立てミスで「カラカラ」音が止まらない
【実録】他店の作業後に「完全分解洗浄の依頼」をされたお客様の声
作業直後から運転中に「カラカラ」と音がするようになりました。業者に言っても「馴染めば直る」と適当な対応。気になってエアタクミさんに見てもらったら、ブラシがずれて組み立てられていたことが分かりました。最初からエアタクミさんに依頼すれば良かったです・・・。
宇賀神智明機械部品に「馴染めば直る」ということは絶対にありません。それは単なる施工ミスの言い訳です。このお客様のエアコン(日立製)を開けた瞬間、異音の原因は一目瞭然でした。実際の写真をご覧ください。
洗浄後の乾燥不足や、分解した部品の不正確な取り付けが、異音や新たな異臭を引き起こす主な原因です。
洗浄に使った水分が内部に残り、それが新たなカビの発生源となって、以前よりひどいカビ臭さを放つことがあります。送風ファンやフィルター、外装カバーなどの部品が正しく取り付けられていないと、運転中に「ガタガタ」「カラカラ」といった不快な異音が発生します。
▼ 実際にあった「組立ミス」による異音の現場

この機種には、ファンの羽根の先端についたホコリを自動で取るブラシ(ファンロボ)が付いていますが、この部品の取り付けは1ミリのズレも許されないほどシビアです。
構造を理解していない業者が無理やり押し込んで組み立てた結果、運転するたびにブラシが内部でぶつかり、「カラカラ」という異音が発生していました。 もしお客様が業者の「馴染めば直る」という言葉を信じて使い続けていたら、ブラシが折れてファンに巻き込まれ、エアコン自体が全損していた可能性があります。
これは、分解・組み立てに関する知識と技術が不足している明らかな証拠です。
なぜ失敗は起こる?価格競争が招くエアコンクリーニング業界の裏側
エアコンクリーニングでの失敗の根本原因は、個々の業者の質だけでなく、業界が抱える構造的な問題にあります。なぜなら、価格競争の裏側で、本来削ってはならない安全や品質に関するコストが犠牲になっているからです。ここでは、口コミだけでは見えてこない、業界の不都合な真実をお話しします。
安全コストを削るから「激安価格」が実現できる
安全や品質のために本来削れないはずの人件費、広告宣伝費、賠償責任保険、高品質な洗剤・機材といったコストを、極限まで切り詰めているからです。
具体的には、以下のようなコストカットがされています。
- 人件費の削減: 十分な研修を受けていないアルバイトや、経験の浅い作業員を低賃金で雇用する。
- 安全対策の軽視: 万が一の事故に備える損害賠償責任保険に加入しない、または補償範囲の狭い安価な保険で済ませる。
- 機材・洗剤のコストダウン: 洗浄効果が低い安価な洗剤を使用したり、メンテナンスされていない古い高圧洗浄機を使い続けたりする。
これらのコストカットが故障や洗浄残しといった、さまざまなトラブルの直接的な原因になっています。
「技術力不足」でも開業できる参入障壁の低さ
エアコンクリーニング業は、特別な国家資格がなくても誰でも開業できるため、技術力や知識が不十分なまま現場に出る業者が増え続けています。
特に、2010年以降に普及した「お掃除機能付きエアコン」は、内部構造がメーカーや機種によって全く異なり、非常に複雑です。

これらの構造を熟知していない業者が安易に分解しようとすると、配線を断線させたり、元通りに組み立てられなくなったりするリスクが極めて高くなります。付け焼き刃の知識で対応できるほど、現代のエアコンは単純な構造ではありません。
「大手だから安心」が必ずしも正解ではない理由
「名前を聞いたことがある大手企業なら安心だろう」と考えるのは自然ですが、それが必ずしも正解とは限らないのがこの業界の難しいところです。
その理由は、大手の看板を掲げていても、実際の作業は提携している下請けの個人事業主や、マッチングサイト経由で手配された地域の業者が行うケースが非常に多いからです。
この場合、実際に自宅に来る作業員の技術レベルや経験年数は当日まで分かりません。運良くベテランの作業員が来てくれることもあれば、昨日研修を終えたばかりの新人が担当になる可能性もゼロではないのです。
「会社の信頼性」と「現場作業員の技術力」は、必ずしもイコールではないという事実を、まず理解しておきましょう。
悪徳業者を回避する申し込み前の3つのチェックポイント
失敗事例から学ぶ、優良業者を見抜くためのチェックリストは以下の通りです。契約前にこれらの「質問」を投げると、悪質な業者や技術力の低い業者を効果的に見抜けます。
| 失敗事例 | 考えられる主な原因 | 事前の防止策(質問) |
|---|---|---|
| 追加料金の請求 | 見積もりの曖昧さ、悪質業者 | 「当日の汚れ具合によって追加料金が発生することはありますか?」 |
| 故障・動作不良 | 養生不足、知識不足、経年劣化 | 「この機種(型番)の分解実績はありますか? 万が一の補償範囲は?」 |
| 洗浄不足・臭い残り | 分解範囲が狭い、簡易洗浄 | 「ドレンパンやファンまで外して洗浄しますか?(分解範囲の確認)」 |
| 壁・床の汚れ | 養生の手抜き、不注意 | 「家具の移動や養生はどのように行いますか?」 |
より詳しい業者の選び方については、以下の記事で徹底的に解説しています。

万が一トラブルに遭ったら?被害を最小限にする対処法と相談窓口
プロがおすすめする具体的なトラブル対処法をお伝えします。
泣き寝入りしない!損害賠償保険の「適用条件」を事前確認
- 業者がエアコンを壊した!損害賠償保険の確認ポイントは?
-
保険の「適用範囲」と「適用期間」を作業前に書面(ウェブサイトの記載や見積書など)で確認することが、最も重要です。多くの業者が「損害賠償保険加入済み」とアピールしていますが、その中身は千差万別です。
必ず以下の2点を確認してください。
- 適用範囲: 「作業中の物損(家具や壁の破損)」だけでなく、「作業が原因で後日発覚したエアコン本体の機能不全」まで補償されるか?
- 適用期間: 作業後、何日以内(例: 7日以内、1ヶ月以内など)の申し出までが補償の対象になるか?
事前に補償内容を確認することは非常に重要ですが、損害賠償保険ですべてが解決するわけではない点に注意が必要です。特に、製造から10年以上経過したエアコンは、経年劣化を理由に多くの業者で「補償対象外(免責)」です。これはメーカーの部品保有期間が終了し、修理が物理的に不可能なためです。
古い機種の場合は、「故障しても補償できない」という条件付きでの作業になる可能性も理解しておくことが、最大の自衛策です。
「払いません」と言える勇気。不当な追加請求の断り方
その場で支払いを即決せず、「一度持ち帰って検討します」と冷静に伝え、考える時間を確保することが重要です。相手はプロですから、その場で言いくるめようと様々なトークを駆使してきます。少しでも「おかしいな」と感じたら、以下のフレーズを使って毅然とした態度で対応しましょう。
- 基本の断り文句
「申し訳ありませんが、本日すぐには判断できません。一度持ち帰って家族と相談させてください。」 - 契約を盾にする
「事前にいただいたお見積もりにない料金ですので、今この場でお支払いはできかねます。」 - 第三者の存在を匂わせる
「夫(あるいは妻)が金額にシビアなので、相談せずに決めると後で怒られてしまうんです。」
その場でサインや支払いを強要するような業者であれば、それは悪質な業者である可能性が非常に高いです。強い態度で断り、後述する相談窓口リストへ連絡してください。
国民生活センターにも同様な記載があります。参考にしてください。
困った時の公的相談窓口リスト(消費者ホットライン188など)
業者との直接交渉が決裂した場合や、悪質な対応をされた場合は、一人で悩まずに第三者である公的な相談窓口へ連絡することが、最も確実な解決策です。これらの機関は、消費者と事業者の間のトラブル解決をサポートしてくれる、あなたの強い味方です。
「どこに相談すればいいか分からない」という状況を防ぐため、このリストをスマートフォンのメモなどに保存しておくことをお勧めします。
主な相談窓口と連絡先
| 相談窓口名 | 電話番号 | 主な相談内容 |
|---|---|---|
| 消費者ホットライン | 188(いやや!) | 契約トラブル、悪質商法全般 |
| 国民生活センター | (188から案内) | 商品・サービスに関する相談 |
| 住まいるダイヤル | 03-3556-5147 | 住宅に関する専門的な相談 |
【2026年最新】エアコンクリーニングの適正価格と相場
エアコンクリーニングの料金相場は、依頼する業者の形態(大手専門店か、個人事業者か)によって大きく異なります。2026年1月の市場調査をしてみました、相場は以下の通りです。
| 業者 | 壁掛けタイプ(通常) | お掃除機能付きタイプ |
|---|---|---|
| 個人・マッチングサイト | 5,000円〜10,000円 | 13,000円〜19,000円 |
| 大手専門業者 | 10,000円〜15,000円 | 20,000円〜28,000円 |
より詳しい料金体系や、失敗しないための価格の見極め方については、以下の記事で徹底的に解説しています。

エアコンクリーニング業者の失敗で検索する方からよくある質問
- お掃除機能付きエアコンのクリーニングで特に注意すべき点は?
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電装部品が非常に多く複雑なため、メーカーや機種ごとの構造を熟知した、分解経験が豊富な業者に依頼することが絶対条件です。特にダイキンの「うるさらシリーズ(Rシリーズ等)」は加湿用ホースや昇降パネルなどの独自機構があり、日立の「白くまくん(Xシリーズ等)」はファンモーター周辺の構造が複雑です。これらの機種は、分解・組み立ての手順が標準的なエアコンの倍以上になることもあり、専門知識がないと配線の断線や水漏れリスクが格段に高まります。だからこそ、これらの「難分解機種」の作業実績が豊富な業者を選ぶことが重要です。
業者のウェブサイトに、お使いのエアコンと「同型機種の分解実績」が写真付きで掲載されているかを確認するのが、技術力を見極める一つの有効な手段です。
- 作業当日に私が確認・準備しておくべきことはありますか?
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エアコンの下に脚立が置けるよう、約2畳ほどのスペースを確保していただくことが最も重要です。その上で、以下の点を準備・確認しておくと、作業がスムーズに進み、トラブルを未然に防げます。
- 貴重品の移動: テレビやパソコン、割れ物などは、念のため別の部屋へ移動させる。
- 作業前の動作確認: 作業員と一緒に、エアコンが正常に動くことを必ず確認する。
- 料金の最終確認: 作業開始前に、見積もり内容と最終的な支払い金額に相違がないか、再度口頭で確認する。
- 賃貸マンションですが、業者にクリーニングを依頼しても大丈夫ですか?
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契約内容によります。トラブルを避けるため、事前に管理会社や大家さんに「専門業者によるエアコンクリーニングを実施します」と必ず連絡を入れる必要があります。エアコンが建物備え付けの設備である場合、クリーニングに関するルールが定められていることがあります。
作業中の騒音や、共用部(廊下やエレベーター)の養生について、事前に許可を得ておくことで、近隣住民とのトラブルも防げます。
失敗しないコツは「知識」を持つこと。本物のプロを見極めよう
この記事では、エアコンクリーニングで後悔しないために、私の経験から見えてきた「よくある失敗事例」「優良業者の見極め方」、そして「万が一のトラブルから身を守る具体的な対処法」について、実情をありのままにお話ししてきました。
業者選びの成功は、単に良い業者を探すことではありません。万が一の事態に備え、あなた自身が「知識」という武器を持つことです。それこそが、あなたと家族を本当に守る盾になります。
本当の安心とは、万が一の事態にも冷静に対処できる自信を持つことです。まずは今日学んだチェックポイントを片手に、気になる業者を2〜3社比較することから始めてみてください。


















