名古屋市 | エアコンのカビ臭とフィルター掃除の限界|日立RAS-S71D2(W)の完全分解洗浄事例
| 施工日 | (最終更新:) |
|---|---|
| メーカー | 日立(HITACHI) |
| 型番 | RAS-S71D2(W) |
| タイプ | お掃除機能付きエアコン |
| 症状 | カビ・臭い |
| お悩み |
エアタクミの完全分解洗浄ビフォーアフター
クリーニング前:カビとホコリが蓄積した状態
クリーニング後:完全分解して高圧洗浄で徹底除去
本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。エアコン自体には問題がない場合でも、使用環境やお手入れ状況により、症状が発生することがあります。クリーニングによる改善効果には個人差があります。
ご依頼の背景
10年使ったお掃除機能付きエアコンのカビ臭 — 名古屋市、日立 RAS-S71D2(W)
名古屋市のお宅へ、2013年製の日立 RAS-S71D2(W) を洗いに伺いました。日立のお掃除機能付きで、設置からは10年以上が経っています。
運転を始めたときに強いカビ臭がする、というのがご相談の中身でした。フィルターの掃除は毎年されていて、それでも臭いは変わりません。お掃除機能に任せておくだけでは足りないのではないか、と感じておられました。
きっかけはご友人でした。完全分解洗浄を頼んだところ内部が相当に汚れていたと聞いて、ご自身の1台も同じではないかと考えられたそうです。
担当 長畑
症状と原因
フィルター掃除を毎年していてもカビ臭が残るのはなぜか
フィルターは、部屋から吸い込んだ空気の入口にある網です。ここで止まるのは目に見える大きさの埃だけで、細かいものは網の目を抜けて奥へ入っていきます。
網を抜けた先には、熱交換器のアルミフィンと、その下の樋、風を送り出す羽根が並んでいます。冷房の運転中はこの一帯が結露で濡れていますので、通り抜けてきた細かい埃はそこへ貼り付いて残ります。フィルターをどれだけこまめに掃除しても、いったん奥へ入ったものは手前へ戻ってきません。10年ぶんが積み上がるのはこの区間で、臭いの元もここにあります。
RAS-S71D2(W) のドレンパンと風路の内壁に出ていたもの
下の部品を外すと、樋の底に黒カビとサビの色が混じった汚れが広がっていました。縁には黒い断熱スポンジが貼られていて、その表面にも同じものが乗っています。この機種は樋と左右の風向ルーバーが一体の部品になっているため、汚れは羽根の付け根まで続いていました。
ファンも、風路の内壁も、前面パネルの裏側も同じでした。どこか一か所を落とせば済む状態ではありません。
完全分解クリーニングの実施
日立 RAS-S71D2(W) を完全分解して洗浄した箇所
- ドレンパン(樋と風向ルーバーが一体の下部ユニット) — 外して、底の汚れと羽根の付け根まで洗いました
- 送風ファン — 抜き取り、羽根の間に固まっていたものを落としました
- ケーシング(風路の内壁) — 黒く広がっていたカビを洗い流しました
- 熱交換器 — フィンの間に入り込んだ埃と汚れを流しました
- 前面パネル — 上端の櫛状のスリットまで、裏側から洗いました
- お掃除機能のユニット — 分解して、内側に溜まっていた埃を取りました
- 乾かして組み直したあと、動作を確認しています
特に注意した点 — 10年目の樹脂を割らずに外す
年数の経った台では、汚れよりも先に部品の状態を見ます。樹脂は熱と冷えを何年も繰り返すうちに硬くなっていて、新しい台と同じ力で引くと爪から欠けます。
今回は前面パネルとドレンパンの爪を1か所ずつ確かめながら外しました。お掃除機能のユニットは配線がつながったままの部分がありますので、抜く順番も先に決めてから手を掛けています。
受け皿の樋も、抜き取った羽根も、洗う前の状態を写真にしてページの上に残してあります。10年ぶんという言い方の中身が、並べて見ていただくと伝わると思います。
お客様の声
運転を始めたときに強いカビ臭がして、フィルターの掃除は毎年しているのに変わりませんでした。友人が完全分解洗浄を頼んだら内部が相当に汚れていたと聞いて、10年以上使っている自分の台も同じではないかと考えました。外した端から片づけて進むと決めてから手を付けてくださったのは、並べた部品から落ちる粉を後でまとめて掃くと室内へ回してしまうからだそうです。受け皿も内壁も羽根も横並びで、何も出なかった場所のほうが少ない台でした。
メンテナンスアドバイス
お掃除機能付きエアコンで自分でできる手入れはどこまでか
- 自動で掃除されるのはフィルターの表面までです。月に一度は目視で確かめてください
- 集めた埃を溜める箱が付いている機種は、そこも取り出して空にしてください
- 月に一度、内部を乾かす運転を回してください
- 送風口から覗いて黒い点が見えたら、そこから奥は手の届く範囲を越えています
エアコンクリーニングは何年に一回必要か
内部の分解洗浄は、1〜2年に一度の間隔でお考えください。お掃除機能が付いた機種でも、同じ間隔をおすすめします。
10年を超えた台で、まだ一度も内部を洗っていない場合は、次のシーズンを待たずに見ていただくほうが安心です。樹脂が硬くなってからでは、外せる部品が減っていきます。
まとめ
2013年製で10年以上動いてきた、お掃除機能付きの1台でした。毎年のフィルター掃除では届かない樋・風路の内壁・送風ファンに黒カビが広がっていて、上端に櫛状のスリットが並ぶ前面パネルの裏側まで同じ状態でした。爪の1か所ずつを確かめながら全部を外して洗いました。
担当 長畑
【ご注意】
- 本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。クリーニングによる改善効果には個人差があります。
- エアコン自体に問題がない場合でも、使用環境(湿度、換気状況など)やお手入れ状況、個人の体質などにより、症状が発生することがあります。風邪、インフルエンザ、ハウスダスト、ペットアレルギーなど他の原因の可能性もあります。
- アレルギー体質の方や呼吸器系に疾患をお持ちの方は、特にご注意ください。症状が続く場合は、医療機関へご相談されることをお勧めします。
- 当社は、クリーニング後の症状について医学的な診断や治療を行うものではありません。専門的な判断には医師やアレルギー専門医などの専門家にご相談ください。
