詳細な状況
10年以上使用されているエアコンの冷暖房の効きが最近悪くなり、設定温度にしてもなかなか快適な室温にならないと感じておられました。それに伴い、電気代も以前より高くなっている傾向があるとのこと。ご主人が呼吸器系が弱いこともあり、エアコン内部の汚れによる空気質の悪化も心配されていました。健康維持と節電効果を期待し、長年使ってきたエアコンへの「ご褒美」として、プロによるクリーニングを決意されました。
エアコン内部の状態
内部を点検したところ、長年の使用により、熱交換器(冷暖房を行う部品)や送風ファン(風を送る部品)にはホコリがびっしりと蓄積し、カビも見受けられました。特に、写真の3枚目にあるように、風の向きを左右に調整するルーバーにも黒カビが付着している状態でした。これらの内部に蓄積したホコリやカビが、熱交換の効率を低下させ、風量を妨げることで、エアコンの効きを悪くし、結果的に余計な電力を消費させて電気代の上昇につながっていました。また、カビ胞子を含んだ空気が室内に循環することで、空気質が悪化し、呼吸器系への負担となる可能性がありました。