横浜市 | 70代夫婦、呼吸器に優しい空気を!古いエアコンの効き改善&節電 完全分解クリーニング事例

本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。エアコン自体には問題がない場合でも、使用環境やお手入れ状況により、症状が発生することがあります。クリーニングによる改善効果には個人差があります。

ご依頼の背景

横浜市在住の70代のご夫婦より、ダイキン製エアコン(F22NTES-W、2012年製)の効きの悪さと電気代の上昇について、完全分解クリーニングのご相談をいただきました。退職後の生活を満喫されている中、特にご主人が呼吸器系が弱く、空気の質に気を配られていました。

症状と原因

詳細な状況

10年以上使用されているエアコンの冷暖房の効きが最近悪くなり、設定温度にしてもなかなか快適な室温にならないと感じておられました。それに伴い、電気代も以前より高くなっている傾向があるとのこと。ご主人が呼吸器系が弱いこともあり、エアコン内部の汚れによる空気質の悪化も心配されていました。健康維持と節電効果を期待し、長年使ってきたエアコンへの「ご褒美」として、プロによるクリーニングを決意されました。

エアコン内部の状態

内部を点検したところ、長年の使用により、熱交換器(冷暖房を行う部品)や送風ファン(風を送る部品)にはホコリがびっしりと蓄積し、カビも見受けられました。特に、写真の3枚目にあるように、風の向きを左右に調整するルーバーにも黒カビが付着している状態でした。これらの内部に蓄積したホコリやカビが、熱交換の効率を低下させ、風量を妨げることで、エアコンの効きを悪くし、結果的に余計な電力を消費させて電気代の上昇につながっていました。また、カビ胞子を含んだ空気が室内に循環することで、空気質が悪化し、呼吸器系への負担となる可能性がありました。

完全分解クリーニングの実施

クリーニングの手順

  • エアコン本体カバー、フィルター、左右風向きルーバーなどを丁寧に取り外しました。
  • 熱交換器を高圧洗浄機で徹底的にクリーニングし、フィン(薄い金属板)の間のホコリやカビを除去しました。
  • 送風ファンも羽根の隙間まで丁寧に清掃し、こびり付いたホコリやカビを取り除きました。
  • ドレンパン(結露水の受け皿)やケーシング(本体カバー)内部もきれいに清掃しました。
  • 取り外した左右風向きルーバーに付着した黒カビも、徹底的に除去しました。
  • 全ての部品を清掃・乾燥後、元通りに組み立て、動作確認を行いました。

特に注意した点

ご高齢のご夫婦、特に呼吸器系が弱いご主人がいらっしゃるため、作業中のホコリやカビ胞子の飛散防止には最大限の注意を払い、養生と換気を徹底しました。2012年製とやや古い機種であるため、プラスチック部品の劣化等に注意しながら、慎重に分解・組立作業を行いました。目視で確認できた左右風向きルーバーの黒カビは、空気の吹き出し口に近いため、特に念入りに除去しました。

改善効果

具体的な改善点

完全分解クリーニングにより、熱交換器や送風ファン、そして左右風向きルーバーに付着していたホコリとカビは徹底的に除去されました。これにより、エアコンの熱交換効率と風量が回復し、冷暖房の効きが大幅に改善されました。設定温度への到達時間が短縮され、無駄な運転が減ることで、電気代の節約効果も期待できます。何よりも、エアコンから送り出される空気が清潔になり、カビ胞子の飛散リスクが低減されたことで、ご主人の呼吸器への負担も軽減され、安心して過ごせる空気環境を取り戻すことができました。

お客様の声

「エアコンが見違えるようにきれいになって、風の勢いも全然違うね。効きが良くなったのをすぐに実感できたよ。これで電気代も少しは安くなるかな。何より、空気がきれいになった気がして、夫も安心して過ごせると喜んでいます。古いエアコンだけど、クリーニングしてもらって、まだまだ大切に使えそうだね。」

と、ご夫婦ともに大変喜んでいただけました。

メンテナンスアドバイス

日常的なケア

  • エアコン稼働期間中は、月に一度を目安にフィルターを清掃してください。ホコリが溜まると効きが悪くなり、電気代も余計にかかります。
  • 冷房や除湿運転後は、内部乾燥運転(または送風運転)を1~2時間行い、内部の湿気を取り除き、カビの発生を抑制してください。
  • 健康のためにも、定期的に窓を開けて換気を行い、室内の空気を入れ替えることをお勧めします。

定期的な点検のすすめ

ご高齢であること、ご主人が呼吸器系が弱いこと、そしてエアコンが10年以上経過していることを考慮すると、1年に1回の専門業者による完全分解クリーニングをお勧めします。定期的なメンテナンスは、エアコンの性能維持による節電効果だけでなく、何よりもご家族の健康維持につながります。安心して快適な生活を送るために、定期的なクリーニングをご検討ください。

まとめ

今回は、横浜市在住の70代ご夫婦宅で、2012年製のダイキン製エアコン(F22NTES-W)の完全分解クリーニングを実施しました。エアコンの効きが悪く電気代が上昇していること、そして呼吸器系が弱いご主人のために空気質を改善したいというのが主なご要望でした。内部には長年のホコリとカビが蓄積し、特に左右風向きルーバーにも黒カビが付着していました。クリーニングによりこれらの汚れを徹底除去し、エアコンの性能回復、節電効果、そして清潔で安心な空気環境を実現しました。

お客様からは「効きが良くなり、空気もきれいになった。古いエアコンでも大切に使える」と大変ご満足いただけました。今後は、日常的なお手入れに加え、健康維持と節電のためにも、1年に1回の定期的な完全分解クリーニングを継続されることをお勧めします。

【ご注意】

  • 本事例は、実際のエアコンクリーニング作業に基づいたものです。クリーニングによる改善効果には個人差があります。
  • エアコン自体に問題がない場合でも、使用環境(湿度、換気状況など)やお手入れ状況、個人の体質などにより、症状が発生することがあります。風邪、インフルエンザ、ハウスダスト、ペットアレルギーなど他の原因の可能性もあります。
  • アレルギー体質の方や呼吸器系に疾患をお持ちの方は、特にご注意ください。症状が続く場合は、医療機関へご相談されることをお勧めします。
  • 当社は、クリーニング後の症状について医学的な診断や治療を行うものではありません。専門的な判断には医師やアレルギー専門医などの専門家にご相談ください。

クリーニング前

エアコンクリーニング前の画像です。

クリーニング後

当店はエアコンを徹底的に洗浄します。

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