詳細な状況
保育園から帰宅した4歳のお嬢様が、リビングのエアコンの真下で遊ぶことが多いとのこと。最近、お嬢様が「目がかゆい」と言うことが増え、気になってエアコンの吹き出し口を見上げたところ、黒い汚れが目立つようになっていたそうです。2009年製の古い機種ということもあり、内部の汚れが原因ではないかとご心配されていました。
エアコン内部の状態
エアコン内部を点検したところ、吹き出し口に見えていた黒ずみは、やはり黒カビでした。写真の2枚目、3枚目をご覧いただけると分かりますが、エアコンの外装カバーであるケーシングの内側や、冷房時の結露水を受けるドレンパンにも、黒カビが広範囲にわたって付着していました。長年の使用により蓄積したホコリを栄養源として、カビが繁殖しやすい状態になっていました。熱交換器(冷暖房を行う部品)や送風ファン(風を送る部品)にもホコリとカビが付着しており、これらの汚れやカビ胞子が風に乗って室内に飛散し、お嬢様の目の痒みを引き起こしている可能性が高いと考えられました。