詳細な状況
女性は、帰宅後にエアコンをつけると、最初の5分程度、生ぬるいような不快な臭いがすることに悩まれていました。フィルターは定期的に掃除しているものの、臭いは改善されず、エアコン内部の汚れが気になり始めたとのことでした。賃貸マンションのため、大掛かりな工事はできず、根本的な解決策を求めていました。
エアコン内部の状態
エアコンの吹き出し口からは風が出ており、冷房機能自体に問題は見られませんでした。しかし、詳細に内部を点検したところ、送風ファンや熱交換器にカビやホコリが付着しているのが確認されました。これが臭いの主な原因と考えられます。特に、シャープ独自のプラズマクラスターユニット周辺にもカビの発生が見られました。
クリーニング前の3枚目と4枚目のカセットのような写真をご覧ください。これがプラズマクラスターです。このプラズマクラスターは、カビ抑制の装置で、中のカセットは定期的に交換するものとされています。しかし、実際は効果はなくプラズマクラスター周りからカビが生え始めます。カビを抑制するのであれば写真のようにカビが発生しているとは言えないと思います。エアコンは消費者庁から指摘はされていませんが、掃除機はダニのふん・死がいの分解除去が室内全体に効果があるように表記されていましたが、実際にはこうした性能はなかったとして、消費者庁は2012年の11月28日、景品表示法違反(優良誤認)でシャープに措置命令を出した経緯があります。
プラズマクラスターがあるから完全分解掃除をしなくてもカビは発生しないことはもちろん無く、年に数百台のエアコンを完全分解しているからこそ言えることは、カビはどんなエアコンでも発生するということです。